monologue

60代主婦のひとりごと

終戦の日。

今朝のラジオ体操は生放送ではありませんでした。

全国巡回は、きっと台風の進路にあたる場所が会場だったのでしょう。

毎日ラジオ体操をするようになってからはいつも全国巡回を聞いてたので、ちょっと寂しかったです(^^;;

(夏が終わればこの形になるんですね…(*´-`))

 

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さて、

今日8月15日は、終戦の日

WOWOWでは『火垂るの墓』をやってました。

何回観てもやりきれなくなる映画です。

 

数年前、広島に行った時、呉の大和ミュージアムに寄りました。

その中で、《人間魚雷「回天」》に搭乗し命を落とした方の、肉声の遺書(って言うのかな?)が館内に流れてました。

数日前に朝日新聞に載っていた方だと思いますが、定かではありません。

元気な声で子供の頃の思い出を語っていましたが、これから出撃する決意を語り始めると、声は堅いものになりました。そして、最後は「行きます」。

「行ってきます」ではなく「行きます」。

戦争中はみんなそうに言って出撃したと聞きました。(帰っては来ない前提)

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これも数年前のことですが、仕事で、戦争中の様々な資料を整理したことがあります。(日露戦争時の資料もありました(^^;;)

戦地に行った方達の持ち物や衣類など、ありとあらゆる物を、計測したり写真に撮ったりして台帳に書き、整理しました。

ある兵隊さんが持っていた小さな手帳には、家族の写真が挟んでありました。

また、戦地で亡くなり《軍神》と奉られた人の葬儀の写真には、肩を落とすお母様の姿が小さく写っていました。

お国のために命を落とすのが名誉だった時代でも、母親にとっては大切な我が子。その深い悲しみに胸が痛みました。

一番驚いたのは、戦闘機の搭乗員が被る帽子。片方に大きく茶色のシミがありました。側頭部だったので、弾が当たった時の血痕だと思います。(一緒に仕事をしていた元警官のおじさんが、念入りに観察してました(^^;;)

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何度も観た映画『永遠の0』では、上官の宮部(岡田准一君)と部下の大石(染谷将太君)が河原で空を見上げて、「未来の日本はどんな国になってるんでしょうね」(そんな感じの台詞)と語り合うシーンが印象的でした。

戦後70年以上経った今の日本を、当時の兵隊さん達が見たらどう思うんだろ?と、とても考えさせられました。

 

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8月は、原爆の日があり、終戦の日に続きます。

 

普段の日常では忘れてしまいがちですが、何年何十年経っても、せめて〈その日〉だけはちゃんと立ち止まり、悲しく悲惨な歴史に目を向ける事が、今を生きる私達の務めなのかな…と思います。

 

 

今日は西日本を台風が通過していて、大荒れのようです。

毎年この日に行なわれる戦没者追悼の行事が中止になってしまった地区もあるようです。

 

台風の被害がひどくならない事を祈ります。

 

 

お読み頂きありがとうございました。