今日は終戦の日。
ヒロシマの日、ナガサキの日の原爆投下に続き、77年前の今日、戦争が終わりました。
「戦争が終わった」、文字にするとたったこれだけですが、この文字の向こうにある沢山の惨劇を思うと、心が苦しくなります。
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9年前だったかな、ひょんなことから、ある私設の戦争遺品資料館(のようなところ)で、収蔵品の整理、記録をしたことがありました。
私設=その人のコレクション(^^;)
ただ、その数はコレクションの域を超える膨大な量。
戦争と一口に言っても日露戦争時代からで、明治時代の将校の軍服とか、ビックリするものも多数。
歴史の資料集を見ているようでした。
1番多かったのはやはり、第二次世界大戦関係のもの。
私が作業をしたのは数ヶ月でしたが、ちょうど夏で、戦争遺品の数々がリアルに心に刺さり、忘れられません。
戦時中の映画やドラマで見るゲートルだとか、千人針だとか、出征の幟とか、武運長久の寄せ書きの日の丸とか、沢山の現物を見て記録しました。
国防婦人会の襷とか、戦意を高揚するポスターや兵隊に憧れを持たせるような少年向け雑誌も沢山ありました。
一番衝撃だったのは、(多分血に染まった)帽子。
映像でよく特攻隊員が被っていた飛行帽?っていうのかな。
左側に大きな黒いシミがあって、一緒に作業をしていた元警察官のおじさんに聞いたら「これは血だね」って。
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沢山の兵隊さんの持ち物、手紙、召集令状、写真などを見ながら、いろいろなことを思いました。
この年よりもっと前から広島旅行をしていて、原爆ドームや資料館を見ていたので、さらに戦争の怖ろしさ、愚かさも考えさせられました。
平和な時代に遺品の目録作りの作業している私、
戦争の時代に生きて死んでいった人たち、
…たまたま生きた時代が違っただけ。
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でも、
同じ今を生きてても、住んでいる場所が違うだけで、突然戦火に巻き込まれてしまうこともある。
戦争は悲しみしか生まない。
あの戦争遺品と出会ってから、特に8月15日は戦争の愚かさや、平和のありがたさを再認識する日になりました。
お読み頂きありがとうございました。