monologue

60代主婦のひとりごと

実家。

のんびりお正月を過ごしてます。

 

私は主人の実家に住んでいるので、義実家への帰省は経験したことがありません。

自分の実家は車で1時間ほどの距離。以前は毎年1/2が家族で私の実家に行く日と決まってましたが、2015年に母が亡くなってから実家は誰も住まなくなり、お正月にも行くところが無くなってしまいました。(父は30年近く前に他界しているので)

 

年末年始やお盆での帰省やUターンのニュースがテレビに出ると、大変だろうなぁ…と、特に小さい子を連れたお母さんに「お疲れ様m(_ _)m」と思いながら見ています。

 

でも、帰る実家があるのは羨ましくもあります。

特に嫁いだ身には、実家って何もなくても実家というだけで寛げるものでした。

なぜか実家に行くと畳に寝転がり、「うーん」って手足を目一杯伸ばしたくなったり、普段はしない昼寝までしたり。

今、自分の家で家族と過ごす生活は、特に気を使ってるわけでもないのですが、自分の実家の空気に触れるだけで、自分が子供だった頃に戻れるからなのかもしれません。

私の実家は、最後まで自分が子供の頃のままの古い家だったので、なおさら子供に戻れたのかも。

 

母が亡くなった後の実家は、まだ家はあるものの、やはり人が住まなくなると生気が無くなるというか…、冷たいただの箱になってしまった感があります。仏壇はあるので、お墓参りに行くと実家にも立ち寄りますが、暗くて冷たい空間にポツンと置かれている仏壇は寂しそうで、申し訳ない気持ちになってしまいます。

今住んでいる家の仏壇にも両親の位牌はあり、毎日お線香はあげてますが、毎年実家に行ってた1/2になると、つい楽しかった子供時代や、子供を連れてみんなで(姉家族も合流し)賑やかに過ごしたお正月、そして子供や孫に囲まれて嬉しそうに笑う母を思い出してしまいます。

近々実家のお墓参りに行こうかな…(´-`).。oO

 

お読み頂きありがとうございましたm(_ _)m