monologue

60代主婦のひとりごと

泣くこと。

今日の朝ドラ『スカーレット』で、喜美子(ヒロイン)が大泣きするシーンがありました。

ご覧になった方は分かると思いますが。

 

絵を描くことが好きな喜美子は、実家が大変なことを知り、絵の学校に行くのを諦めて信楽の実家に戻ります。

そして、信楽焼の会社の賄いの仕事に就きます。

その後、絵付けの仕事があることを知り、その道に進める…と大喜びするのですが、やはり家の仕事(時間的にも収入の面も)もあるため、諦めることにしました。

そんな時、久しぶりに荒木荘の〈ちや子さん〉が訪ねてきてくれました。

大変なこと、女だから…の壁を乗り越えて好きなことを仕事に出来ている充実ぶりを語るちや子に、喜美子の我慢の糸がプツッと切れてしまいます。

 

子供が駄々をこねるように大泣きする喜美子。

妹たちもびっくりして見つめています。

一度我慢の糸が切れてしまった喜美子は、ただただ泣きじゃくるのです。

 

このシーン。衝撃でしたが、もらい泣きし、朝、BSで観たあと地上波でも観て、お昼の時も観てしまいました。

 

なんだろ?

戸田恵梨香さんの演技に引き込まれたのもあるけど、

 

大人になればなるほど、《泣く》ことって、むずかしいな…って、自分を振り返ってすごく感じました。

 

大人だって、自分の思い通りにならない時、ひたすら『わ〜ん(ToT)』て泣きたくもなるよね…って。

 

でも、大人だから、母親だから、子供みたいに泣くなんていけないよね…って。

理性で我慢するの。

それが当たり前だと思うから。

 

大人はそのはけ口として、お酒呑んだりするのかな?

(私は飲まないけど)

 

好きな歌の歌詞に

『…それなりに大人にもなって、笑顔はすぐに作れるのにさ、なぜなのかな、うまく泣けない』

ってのがあります。

 

ほんとだな…って、いつも聴いてて思いました。

 

今日三回も喜美子の号泣シーンを見たのは、自分の願望が目の前に現れたから…なのかもしれません(^^;;