monologue

60代主婦のひとりごと

「コタンの口笛」

お立ち寄り頂きありがとうございます。

 

今朝、何気なくテレビをつけたら《スッキリ》(日テレ)で、何かスタジオが神妙な空気でアナウンサーが話をしていました。

何だろう…?と思い、ちゃんと見始めたら…。

 

先日「スッキリ」の番組の中で、アイヌ民族に対する差別的な表現を放送してしまったことへの謝罪とその後の局の姿勢などの話でした。

 

私は問題の日のスッキリは観てなかったので、すぐにネットで調べたら、芸人が番組内で謎かけの答えとして差別表現を使ったようでした。

 

今日の番組では、放送されるまで局内の誰もそれが差別表現だったと指摘をしなかったことから、局としての認識の低さを反省して、今後アイヌ民族への理解を深める研修を行う…など、今後の姿勢を伝えていました。

その中で流されたアイヌ民族の歴史を紹介する映像は、私も知らないことが多かったです。

政治に振り回されて自分たちが大切にして来た物や価値観、そして言語まで奪われ、大変な苦しみや悲しみを抱えて生きて来たアイヌの方々に、胸が痛みました。

 

*   *   *   *   *

 

記事タイトルの「コタンの口笛」は、石森延男氏が書かれた小説。

コタン(アイヌ集落)に住む姉弟が、日本人からの偏見や差別と闘いながら成長して、やがて和解して友情を築いていく…というお話。

 

私が小学5〜6年の時、担任の男の先生(2年間同じ先生)が、毎朝授業の前に少しずつ読み聞かせてくれました。

先生はその本を読み聞かせる理由は特に言いませんでしたが、差別やいじめは絶対ダメだよ…と、この本から伝えたかったんだと、後になって気付きました。

 

聞いている私たちは…というと、ちゃんと聞いてる子もいれば寝てる子もいたり。

それでも毎日ずっと読んでくれてました。

 

私も完璧には聞いてなくて(^^;;

でも、その本で「アイヌ」の人達の事を初めて知って、それ以来頭の隅にずっとあります。

 

今日スッキリを観てたら、ふと「コタンの口笛」を思い出し、ちゃんと読んでみたくなってAmazonで注文しちゃいました。

明日には届くはず。

子供の頃に触れた本、今読んだらどんなふうに感じるのかな(´-`).。oO

 

お読み頂きありがとうございました。