monologue

60代主婦のひとりごと

『52ヘルツのクジラたち』

 

数日前、本屋さんで買った本。

文庫になってたので。

タイトルだけは知ってましたが、今回文庫になってたので手に取ってみて、興味深かったので買ってみました。

 

自分の声(心の叫び)を誰にも届けられない悲しみ、孤独。

大切な人の心の叫びに気づけなかった後悔。

 

読んでて苦しくなりました。

 

でも、

気づいてくれる人、耳を傾けてくれる人は、必ずいるから。

自分も気づけるように、耳を傾けられるようでいたい。

 

そんな、先への希望を感じられる終わり方に救われた作品でした。

 

*   *   *

 

52ヘルツのクジラというのが存在することにも驚きました。

クジラは独自の声や歌?で会話してるといいますが、その中にいても、自分の声が誰にも届かないクジラ。

深い海の中で、どんなに孤独なんだろう。

クジラって頭がいいから、そんな自分をどう思ってるんだろう。

仕方ないと諦めるしかないかもしれないけど。

寂しいだろうな。

 

*   *   *

 

2021年の本屋大賞1位の作品だから、読まれた方もたくさんいると思います。

(私は今頃でしたが(^^;;)

 

読み始めたら、2日くらいで一気に読み終えてしまいました。

 

心にズシンとくるお話。

 

来年春に映画化されるとか。

ネットで調べたら、主人公を杉咲花ちゃんが演じるようです。

どんな映像になるのかな。

ちょっと気になります。

 

お読み頂きありがとうございました。