数日前、本屋さんで買った本。
タイトルだけは知ってましたが、今回文庫になってたので手に取ってみて、興味深かったので買ってみました。
自分の声(心の叫び)を誰にも届けられない悲しみ、孤独。
大切な人の心の叫びに気づけなかった後悔。
読んでて苦しくなりました。
でも、
気づいてくれる人、耳を傾けてくれる人は、必ずいるから。
自分も気づけるように、耳を傾けられるようでいたい。
そんな、先への希望を感じられる終わり方に救われた作品でした。
* * *
52ヘルツのクジラというのが存在することにも驚きました。
クジラは独自の声や歌?で会話してるといいますが、その中にいても、自分の声が誰にも届かないクジラ。
深い海の中で、どんなに孤独なんだろう。
クジラって頭がいいから、そんな自分をどう思ってるんだろう。
仕方ないと諦めるしかないかもしれないけど。
寂しいだろうな。
* * *
2021年の本屋大賞1位の作品だから、読まれた方もたくさんいると思います。
(私は今頃でしたが(^^;;)
読み始めたら、2日くらいで一気に読み終えてしまいました。
心にズシンとくるお話。
来年春に映画化されるとか。
ネットで調べたら、主人公を杉咲花ちゃんが演じるようです。
どんな映像になるのかな。
ちょっと気になります。
お読み頂きありがとうございました。