数日ぶりにゆっくり新聞を広げました。
今日、8月15日は終戦の日。
新聞には1面に始まり、たくさんの紙面に戦争の話が載ってました。
朝日新聞の1〜2面にあった、復員兵の多くが苦しんだ“PTSD”の記事は、これまで知らなかったことなので、強い衝撃と悲しみを感じました。
“復員兵が戦場で負った心の傷は、家庭での暴力という形で表れることも少なくない”(朝日新聞記事本文より)
戦禍の中、やっと生きて帰って来れたのに、その後、PTSDに苦しめられ、家族を虐待してしまい、家族から疎まれ恐れられ、亡くなったことを喜ばれてしまう。
そんな悲しい現実があること、知りませんでした。
そういう事実があることを知った黒井さんという方が、《PTSDの復員兵と暮らした家族が語り合う会》を立ち上げ、集会を開いたら100人ほどが集まり、体験を語り合ったそうです。
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朝ドラ『エール』でも、古関裕而さんが戦地でのトラウマに苦しめられる場面がありました。
第二次世界大戦だけでなく、ベトナム戦争、ロシアに侵攻されたウクライナ、そして自衛隊でも、こういったPTSDは多くあるそうです。
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目に見える悲惨な被害はもちろんだけど、目に見えない部分(心の中)にも大きな傷を与え、そしてそれは子供、孫の代まで人々を苦しめ続けるのが《戦争》。
それを学んだ、戦後78年目の終戦の日でした。