連日体温超えの暑さでヘロヘロになりながらも、なんとか生き延びた8月がやっと終わります。
ここ数日は台風による雨のせいで(お陰で?)気温だけは少〜し下がりました。
(蒸し暑いけど(>人<;))
* * *
そんな今年の8月。
振り返ると、暑さの中、結構いろんな事をしてました。
*旅行
*車関係
娘の車関係は一昨日、保険の手続きや警察への車庫届けなど全て終えて、私の手からすっかり離れ肩の荷が下りました。
(ちょっと寂しい気もするけど(^^;;)
*花火
* * *
あとは…、
*読書
去年刊行された本で、すごく気になってたものが図書館にあったので、お盆中借りて、一気に読みました。
家重は8代将軍・徳川吉宗の長男。
幼名は長福丸。
生まれた時から障害があり、半身麻痺、言語障害、そしてその障害のため尿を堪えることが難しく、度々袴を濡らしてしまい、歩くと濡れた跡が続き、「まいまいつぶろ(カタツムリ)」と陰口を囁かれていた。
言葉を発せず自分の気持ちを言葉にできず、動く方の手も震えて文字が書けず筆談もできない。
それが、ある時お城に登城した大岡忠相の遠縁の少年(大岡兵庫)が長福丸の発する音を普通に聞き取り、周り(長福丸も)を驚かせる。
そして、長福丸付きの小姓として側に仕え長福丸の口の代わりになる。
やがて長福丸家重となり兵庫は大岡忠光となり、忠光はその生涯、家重に仕える。
あらすじはざっとこんな感じなのですが、家重の辛さやこの2人の絆、家重と正室比宮との心の繋がり…など、随所で心を掴まれ、涙が出てしまい読むのを中断したり。
こんな作品は始めてでした。
挙句、どうしても手元に置きたくて、改めて買ってしまったという(^^;;
今、2度目を読んでます。
本で、読み終えてすぐにまた初めから読み直したくなったのは、これが初めてかも。
もし気になったら図書館で探してみてはいかがでしょうか。
徳川家重という人のことは、ほとんど知らなくて。
(徳川将軍の中で、ドラマや書物に取り上げらる人って限られてますしね。)
家重って本当にこういう感じだったのかしら?とネットで調べたら、不自由な身体、側に仕えた忠光は史実の通り。
調べた限りでは、家重の政を支えたのは田沼意次…と。
本の中では最後の方に、切れ者田沼意次の采配で難事を解決した様子が書かれていました。
忠光のことはほとんど触れておらず。
忠光は家重の口の代わり…というのを思えば、表に出るわけはないのか…と納得もしましたが。
家重と忠光の絆や家重の苦しみなど、小説だからフィクションだとしても、本当にこんなふうに辛かったんだろうな…と、入り込んでしまいます。
終盤の家重の台詞、
「もう一度生まれても、私はこの身体でよい。忠光に会えるのならば」
…もう涙涙です(T ^ T)
あ、
8月の振り返り記事が、いつの間にか「推し本」記事になってました(⌒-⌒; )
失礼しましたm(_ _)m