monologue

60代主婦のひとりごと

死から学ぶ。

 

今日は東日本大震災から9年目の日。

北関東の当県も震度5強の揺れがあり、その後も続く余震や計画停電に不安な毎日を過ごしました。

東北の被災地では復興が進んでいる…と言われつつも、9年たった今なお、数万人の方々が避難生活を送っておられる現状に胸が痛みます。

被災地から離れたところで生活していると、震災から年月が経つうちに、震災の記憶に日常が上書きされていきます。

でも毎年この日が来ると、あの時の恐怖、寒さ、不安がはっきり蘇ります。

これから先も何年経っても、この3.11にはちゃんと立ち止まって、沢山の方々の死から今ある自分の命を見つめ直し、これからの生き方を学ぶ日にしないと…と思います。

 

*   *   *

 

先月亡くなった義母は、元気に車で美容院に出かけて、その帰り道の運転中に大動脈乖離を起こし絶命しました。

奇跡的に誰も巻き込まない自損事故で道路脇の街路灯にぶつかっていたのを発見され、警察や救急が駆けつけたそうですが、その時既に絶命後時間が経っていたようで、私が搬送先の病院に着いて対面したときには死後硬直してました。

幸い外傷もなく眠っているようだったことと、他人を巻き込まなかった…、それだけが不幸中の幸いです。

 

人ってこんなにもあっけなく死ぬんだ…。

それが率直な気持ちでした。

ただ、義母の場合は本人らしい、ある意味本人も望むような(ピンピンコロリ)終わり方だったと受け止めています。

 

*   *   *

 

でも、震災などでの急な無念の死は本当に辛く、何年経っても悲しみの癒えないものだと思います。

 

大切な人を失い、それでも生きていかなければならない現実に向き合う全ての方々が、少しでも心が穏やかになれる瞬間が増えていかれるように、今日は祈りを届けたいと思います。

 

そして、

コロナが早く収束し、みんなが自由に出歩き、観光を楽しんだり、エンターテインメントを楽しんだり、子供達がみんな笑顔で過ごせる日本に早く戻ってほしいです。