monologue

60代主婦のひとりごと

『大丈夫』は魔法の言葉。

 

土曜日の皇居前広場での祭典の様子や、昨日のパレードの様子が、さまざまな解説や論評を交え、今日のワイドショーでずっと流れてました。

 

ネットには、岡田惠和さんが書かれた奉祝歌の歌詞も紹介されてましたが、改めて読むと本当に深くて広くて温かい、心に染み込む素敵な詞だな…と思いました。

 

特に、土曜日に初めて聴いた時から、歌の終盤で繰り返される、

『大丈夫…』

の部分が、私の心から離れません。

 

 

『大丈夫』。

以前、内親王の清子さまが黒田さんとご結婚された時、

《嫁がれる清子さまに美智子さまは、肩を抱いて「大丈夫よ、大丈夫」と、何度も繰り返しお声をかけてらした》

…というエピソードが紹介されました。

それを聞いた時、涙が出ました。

一般家庭でも娘を嫁がせる母親は、娘のことが心配でたまらなくて、あれこれ世話を焼いたり口出しもします。

美智子さまにとっては、皇室から離れ一般国民になられる大事な娘をご心配なさるお気持ちは一入だったと思いますが、そんなさまざまな思いを「大丈夫よ」の一言に託し、嫁ぐお嬢様の肩を抱いて差し上げた美智子さま

清子様はどんなにか心強かったことでしょう。

 

私はその時に『大丈夫』って、魔法の言葉だと気付きました。

普段、日常の中でも普通に使う言葉。色々な場面で使う言葉です。

でも、自分が迷ってたり悩んでたり躊躇ったりした時、周りの誰かが「大丈夫だよ」って言ってくれると急に自信が持てます。

一歩踏み出せます。

誰かに言ってもらう「大丈夫」は、たった一言なのに、すごい力を持ってます。

 

奉祝歌の終盤は、

 

大丈夫 、鳥は歌っている

大丈夫、空は輝いてる

大丈夫、水は流れている

大丈夫、海は光っている

大丈夫、君と笑ってゆく

大丈夫、君と歩いてゆこう

 

…と、何度も何度も両陛下に「大丈夫」とお伝えしていました。

 

新しい時代の重さを背負われたお二人に向けられた「大丈夫」という魔法の言葉は、あの時とても大きな力で、お二人を包まれたんじゃないのかな…と思いました。

勝手な想像ですが、ご自身の体調やお心にまだ不安を感じてらしたかもしれない雅子さまのお心に、この「大丈夫」が深く沁み渡り、涙を流されたのかしら?…とも。

 

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私が心に残った歌詞、ほかは、

『あの大河だって、はじめはひとしずく、僕らの幸せも大河にすればいい』

…の部分。

五木寛之さんの『大河の一滴』を思い出しました。

なんでも始めはほんの小さなもの。それがいずれ大きな価値のあるものになっていく。

 

とても素敵な表現だな…と思いました。

さすが岡田惠和さん!

 

 

長くなりましたが、お読み頂きありがとうございました。

おやすみなさい☆彡