monologue

60代主婦のひとりごと

ほぼ一日中缶詰めでした(^^;;

 

私は、音訳のボランティアをしてるのですが、今日は一日中、市の広報の音訳作業で缶詰め状態でした(^^;;

(朝9時過ぎから始めて、終わったのは夕方6時半( ̄▽ ̄;))

 

音訳とは、書いてあるものを録音する技能ボランティアです。

点訳は書いてあるものを点字にすること。

音訳は書いてあるものを音声にすること。

…というと分かりやすいでしょうか(^^)

多分、各県には点字図書館があって、書籍を音訳した録音図書があるはずです。

ただ、私たちの活動は、書籍の音訳ではなく、市の広報紙の音訳が中心です。

 

自治体の広報紙をはじめ、印刷物全般は、晴眼者(視覚障害者の対義語)向けのものですね。

なので、視覚に訴える表現がとても多いのが特徴です。

パッと人目を引くレイアウトとか、言葉の表現もそうですね。

例えば『貯筋』→お金を貯めるように筋力を貯めて健康に…の意味ですが、文字の解説をしないと、聞いただけでは「貯金」しか浮かばない(^^;;

このように、見て分かりやすいものでも、それを聞いて分かりやすくするのはとても難しいのです。

 

また、表やグラフは見やすいので、広報紙にはよく使われますが、これを言葉だけで表現しようとすると、すごく複雑になってしまいます。

広報紙の音訳の大きな目的は、《利用者が聞きやすいもの》を作ること。

なので、どう読んだら複雑なものが聞きやすくなるか…、それをメンバーで検討して、形を整えて読むのですが、なかなかテイク1では済みません。

アクセントにも注意を払ったり、文意を考えてどこで区切るかなど考えたり…と、読解力も必要で、下読みも重要な作業。

ただ、広報紙なので、晴眼者に配布されるのと同時に届くようにと、最終校正のゲラで読み、その日のうちに発送までします。

 

今日はなかなか手強い内容で、長く音訳をしている私でもとても時間がかかってしまい、神経も使い疲れました(^^;;(歳のせいもあるかな?( ̄▽ ̄))

 

音訳は朗読とは違うので、読み手の感情を載せるのはNG。あくまで淡々と。でも、音声ソフトなどと違い人間が読むのだから、そこには機械には出せない、臨機応変の〈間〉の取り方も大事な技術になります。

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そんなボランティアを始めて、かれこれ28年ほどになります。

この間までは仕事をしながらだったので、年に数回しか参加出来ませんでしたが、フリーになった今は、これまで参加出来なかった分のお返しをするつもりで活動に力を入れ始めました。

来月からは、新たに参加を希望する方への養成講座で講義をすることにもなっていて、絶賛準備中(^^;;

 

書いてあるものを声に出して読む(音読)は、脳トレにも良い…と言われているので、最近はその意味でも力を入れようと思うようになりました( ̄▽ ̄)

 

 

ちょっと分かりにくいお話だったかもしれません。

失礼しました(^^;;

 

お読み頂き有難うございました。

おやすみなさい☆彡