一昨日の「西郷どん」。録画を昨日観たのですが、もう涙涙で…(T_T)
鹿児島で穏やかに暮らしたい隆盛だけど、本人の思いをよそに〈西郷隆盛〉という(ある意味)ブランドはどんどん大きくなり、崇拝され、西南戦争に行き着いてしまいます。
大久保利通の「吉之助さぁ、立たんでくれ」の悲痛な言葉には、盟友への切ない思いが溢れ、ますます辛くなりました。
私は史実をよく知りませんが、隆盛が苦渋の決断をするきっかけとなった、内閣の密偵が持っていた電信の「ボウズシサツセヨ」は何を意味するのかが、歴史の謎になってるそうですね。
あれを見た私学校の衆は、あの状況では「隆盛を刺殺せよ(暗殺せよ)」と思って逆上してしまっても仕方ないですが、「隆盛を視察せよ(監視?)」だったら全く意味が違ってきますね。
結局そのことがきっかけで隆盛が動き、政府軍はさらに制圧を強め、盟友同士、兄弟同士が袂を分かち悲しい結末に向かってしまいます。
次回は「西南戦争」、そしてその次で最終回です。
隆盛の「国を一つつくるというのは、全くえらかことじゃ…(中略)…、あと百年、百五十年たったら、どれほどかましな国になることじゃろうなぁ…」の言葉は、まさに今の日本に向けた言葉。
今の日本は〈ましな国〉なんだろうか…と思うと、吉之助に、そして幕末の志士たちに申し訳ないようです。
お読み頂きありがとうございました。m(_ _)m