先日の回、西郷と大久保の訣別は、涙涙でした。
幼い頃からの盟友の2人。
同じ未来を思い描き、助け助けられて来た2人ですが、このような訣別が最後の別れになってしまうとは、なんとも切ない話です。
でも、大久保は大久保なりの想いがあってのことなのでしょう。
別れ際、大久保邸で「吉之助さぁ…」と呼びかけ、途切れたままでした。あの続きは何が言いたかったのかな?
私は幕末が好きですが、西郷隆盛のことはあまり知りませんでした。
大久保と西郷の関係性、明治政府の混乱もほとんど知らず(知ろうともせず)、学生時代はただ教科書に載っている言葉(「富国強兵」「殖産興業」など)だけを暗記して過ごしてしまいました。
そもそも学校で習う時は、明治頃から駆け足になってしまってた気がします。
勿体無いな…と思ったりもしますが、歴史って、学校で習っている時よりも、大人になってからドラマや映画などを通じて(多少演出があっても)知る方が、断然面白いと気づきました。
幕末は色々な目線(徳川から、新撰組から、大奥から、諸藩からなど…)から見ると、全く価値観も変わるところが面白いと思います。
時代が大きく変わる時って、沢山の人達がそれぞれの正義を胸に必死で生きていたんだと思うと胸がいっぱいになります。
私もこれまでいくつか観て興味を持ったわけですが、今回の、薩摩から見た幕末〜明治に一番心惹かれます。
余談ですが。
「西郷どん」で吉之助の弟を演じている錦戸亮君が、以前民放のドラマで、現代にタイムスリップした幕末の志士(土佐藩の武市半平太)を演じてました。
「サムライせんせい」という、とても面白いドラマでした。
あの中で、現代に来たばかりの武市半平太が、
「わしらが命をかけて変えようとした日本は、こんな情けない国になってしまっておるのか」(こんなニュアンス)
と落胆していたのが印象的でした。
「西郷どん」を観ながら、吉之助さぁが今の日本を見たら、何を思うのかな?…なんて、ふと考えました(^^;;